事故現状車

査定車両:日産 モコ

2015年冬

インターネットの一括査定で申し込みの依頼主に連絡すると事故を起こしてしまい現在車は日産ディーラーの敷地に有るとのこと。

もちろん事故車も買取可能だがどの程度のダメージなのかを確認しなければならない為保管先の許可を取ってもらいその店舗へ。

中古車を査定をする際、事故を起こして修理を受けたが車両を構成する骨格に当たる部位に箇所にダメージや修理の痕跡が確認出来るものを「事故修復歴車」や「事故車」と呼び、今回のように事故を起こしてそのままの状態のものは「事故現状車」と呼んで区別していた。

なお事故修復歴車の規定については日本自動車査定協会と日本中古車販売連合会が基準を定めている。

今回の依頼主は事故現状車を手放す事を検討しているが、このようなケースの場合、自損事故や過失割合過多の上、車両保険に加入していなかったという事が考えられる。車両保険を使う場合は修理を行うか全損という形で廃車になってしまう。

査定を行った結果、フロント部分が大きくつぶれてしまっておりエンジンにもダメージを確認。廃車にするしかなさそうという判断に至った為その旨を報告。引き取りには業者を頼む費用が掛かる為、保管先のディーラーで処分してもらうことになった。

今回は廃車になってしまったが、事故を起こした車両がすべてそうなるかと言えばそうではなく、人気車種や海外需要の高い車種などは驚きの値段が出る場合もあるのですぐに廃車の判断をせず買取業者に聞いてみるのは大事な事だと思う。ただその前に事故を起こさない、事故に遭わない運転を心掛けたいものである。

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