ここでは車を売る際に買取業者から代金の支払いが行われる条件とタイミングについて解説します。
最初に書きますがこれはこれは業者によって違ってきますので査定・買取商談の中で【必ず確認】しておいて下さい。記事の中で必ず確認してほしい項目には【】をしましたので参考にして下さい。
まず必要なものについてですが、普通自動車か軽自動車、個人所有か法人所有などによって変わって来ますしこれは買取業者から案内されると思いますのでここでは割愛させていただきます。
◇基本的な流れ
①買取業者に対し売却したい(買取をお願いする)意思を伝える
直接店舗に出向かずとも査定時の担当あてに電話連絡で良いです。その後どのように動くか・どのような書類が必要かも担当から説明されます。
②買取業者と買取契約書を交わす
業者によって【店舗】で契約書を交わすか契約書を持って【自宅(出張)】まで来てくれるかが分かれると思います。遠方の場合は郵送でのやり取りにも対応してくれるかを確認して下さい。
③必要書類を揃える
①で【必要書類】を確認し揃えておきます。車検証の記載によっては結構手間がかかる場合も有りますのでしっかり確認しましょう。※結婚や離婚により旧姓で登録となっている場合など
④車両を引き渡す
買取業者の【店舗まで車を持って行く】もしくは【買取業者が引き取り】に来てくれるのいずれかになりますが買取業者によっては【外注の陸送業者が来る】場合も有ります。その場合、ただ依頼を受けた業者になりますのでなにか質問しても答えられない場合がほとんどですし支払いも当然行われません。
基本的に以上の4つが完了した際に買取業者は支払い可能になるわけですが①以外は②と③、③と④、②~④等それぞれの項目をまとめて行う場合が多くなります。これはとりわけ難しいことでは無いのでそのまま進みます。
④まで完了すれば車両代金の支払いとなるわけですが、まずは【現金で受け取る】か【振込で受け取る】かの選択があります。ここは振込のみの買取業者もあると思いますが、方法自体に問題は無いと思います。ただし振込の場合、入金は車両引き渡し翌日以降のタイミングという事が多くなります。また、曜日によっては金融機関の都合で数日かかることも予想でいておいて下さい。
いつまでにとお金が欲しい等希望があればあらかじめ査定担当に支払い方法とタイミングを確認し、現金での支払いが可能であればそちらを依頼するのが良いでしょう。また「何日引き渡しなら何日までに入金」という事を確認し、お金が必要な日までを逆算して引き渡すことも考えましょう。
なお、ここで注意したいのは【引き取り後、再検査で問題無ければ支払い】という条件が提示された場合、検査に掛かる機関はどれくらいなのかもわかりませんし、過去に買取金額の減額トラブルにつながるケースも有りましたので十分注意してください。また、【減額回避のための保険】などというわけのわからない商品?を案内された場合も同様に注意が必要です。このような買取業者はいくら買取条件が良くても躊躇して下さい。※いずれも私が現役の時に他の業者で起こった話です。
最後になりますが、これらは買取業者を選定する上での判断材料にもなり得る項目です。査定を受けて条件が良かった業者のみに確認するようなことはせず、すべての業者に確認するようにし、安心・安全な車売却を目指して下さい。
この他にも車を売る際に参考にしてほしい事柄を紹介していますので是非読んでみて下さい。【車を売るときアレコレ – 車買取査定員の思い出日記】


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