もみ殻山

査定車両:トヨタ ハイエースワゴン

2019年秋

東北は広大な稲作地帯である。今回は稲作地帯ならではの場所に出張したお話。

 インターネットの一括査定サイトからの申し込みで出張査定へ。

指定された住所に到着。敷地に入った瞬間から車の進みが鈍りどこか地面に違和感を覚える。

進んで行くと巨大なビニールハウスの一面がオープンになったような施設とその脇にプレハブ小屋。屋根の下には大量のもみ殻が積んである。

 依頼主に挨拶後、ここはどういった施設なのか聞いてみるとどうやら堆肥を作る為にもみ殻を発酵させる施設とのこと。以前別の機会に牛のふんともみ殻を混ぜて堆肥を作る施設を見たことが有ったのでなるほどそういう事かと納得。高く積まれたもみ殻が敷地全体にも広がり地面がフカフカになっていたようだ。

このころはちょうど稲刈りが終わった時期だったので私が査定をしている間、もみ殻を満載したダンプカーがやってきて施設の前におろして行く。そしてそれを依頼主がショベルカーを器用に操ってもみ殻の山の上にかぶせて整える。なかなか見ごたえのある光景であった。

 稲作が盛んな地域のどこにでもこのような施設があるのかはわからないがこういった施設に入れたりするのも出張査定の醍醐味である。クッション性抜群のもみ殻マットの上をまた歩いてみたいものだ。

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