査定士7つ道具

ここで私が査定を行う際に使用していた道具たちをご紹介します。

私個人で用意していたものも含まれますので買取査定員が必ず持っているとは限りません。なお参考までに価格も覚えている範囲で記載しておきます。

①【査定書】

 車検証情報をはじめ装備・室内の状態・ボディのダメージを記録する道具。

 基本的にバインダーに査定書もしくはチェックシートと言われる用紙を挟んでペンなどで記録するものですが近年買取業者によってはタブレットが導入されている。雨や雪の日は紙がべしょべしょになってボールペンで書けない事態が発生します。その時は筆跡と記憶で対応。バインダーと紙であれば費用はバインダー代の数百円と格安ですがタブレットとなると非常に高額になります。

②【名刺】

 会社支給品です。出張査定の際は自分の所属会社と素性を示す重要なツールです。さわやかな挨拶とともに名刺を渡すことでお客様に安心をお届けします。場合によっては裏面のスペースに査定額を記入してお渡しすることもありました。

③【ライト】

 エンジンルームや下回りといった暗くて見づらい部位を覗く際や夜間の査定に使用するペンライトです。会社から支給されるか自腹で購入。家電量販店やホームセンターで販売されているもので価格も千円台から様々。高いものは当然明るく光の調節機能等充実していますがサイズも併せて検討します。ただし毎年1度は無くしていたのであまり高いものは選択せず3千円以内に抑えていました。査定業務を始めて2年目に5千円オーバーのライトを無くした時のダメージは大きかったです・・・

④【工具】

 基本的な工具をプラスチックのボックスに入れて持ち歩いていました。内容としては各種ドライバー、メガネレンチ(10mm必須)、スパナ、カッター、十字レンチ、プライヤー等一通り。毎回使用するわけではありませんが必要に応じて使用出来るよう準備していました。

⑤【バッテリーケーブル】

 バッテリー上がりの車両のエンジンを掛けるのに使用します。事前に対象車両のバッテリー上がりを把握している場合はもちろん、万が一の事態に備えて常備しています。カー用品店やホームセンターで5千円程で購入可。ちなみに駐車状況によって2mケーブルだと届かないことケースがあったので4mケーブルに交換しました。本当は専用の機器が有ればよかったのですがケーブルで何とかなっていたのでそこまでは用意しませんでした。

⑥【雨具】

 カッパです。基本的に悪天候でもそのまま査定を強行することが多いのですが土砂降りや猛吹雪など本当に大変な状況の際に装着。理想はゴアテックスのレインスーツですが登場回数はそう多くないのでワークマンで探せるものがおすすめ。私は上下セットで3千円程度のもので十分でした。ちなみに100均のレインウエアはすぐに破れるので使用不可です。なおフードは首に絞り紐が有るものでないと風であおられてかえって邪魔な存在になります。着脱に手間は掛かりますが雨具と⑦の長靴で完全装備した際の無敵感は非常に癖になります。

⑦【長靴】

 これは日常の洗車や雨天時の作業、除雪に等様々な用途で使用する完全な消耗品なのでホームセンターなどで3千円以内に抑えたい装備でした。最終的に一番動く甲の部分に亀裂が出来て浸水してきますのでそれが買い替え時の目安です。降雪時期、査定車両の周りに雪がたくさん積もっている場合に特に重宝します。ちなみに次に紹介する用具とセットで登場することが多い装備です。冬の朝、会社敷地の除雪で使用して会社に忘れたまま出張査定に行くこともしばしば。その際はズボンの裾を濡らすはめになります。

番外編【スコップ】

 降雪時期限定の装備になります。プラスチックや鉄は不可でアルミ一択です。理由は強度と重さで、堅い雪にも対応出来かつ使用していて重くないことが重要です。積雪の多い地域などでは査定車両の周りに多くの雪が積もりドアも開けられないといったケースもありますので冬場の強い味方になります。また万が一自身の車が雪にはまって抜け出せなくなることも想定して用意していました。ホームセンターで5千円程度といったところでしょうか。

以上、私が査定業務に使用していた7つ道具のご紹介でした。

 

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