査定車両:フェアレディZ
2013年秋
車で約2時間半程かかる地域への出張査定。
予約時刻は19時。
私「帰り何時だよ~」
向かう車内で独り言・・・
そもそも査定のアポイントを取ったのも自分だったので致し方なし。
到着する頃にはすっかり日も暮れ依頼主の家のガレージには煌々とライトに照らされた【フェアレディZ】。依頼主はクルマ大好きといった感じの方で査定前後のお話も長くなってしまう。スポーツタイプの車に興味が無い私は終始相槌を打つのみ。
最後に買取条件を伝えたところ他の買取業者の方がかなり高い金額を提示しているとのこと。私の提示価格とは結構な差が有った為会社に報告し撤退することに。この時点で時刻は20時過ぎ。
帰りの道中、何も考えず車を走らせていると前方で藪から動物が飛び出して来た。
私「うおっ!!」
慌ててブレーキを踏む。急ブレーキ程ではないがそれなりの反動で車がとまる。
私「ひいた?」
停車時にぶつかった感覚は無かったが飛び出して来た動物が逃げて行ったところは見ていない。車を路肩に寄せて停車しヘッドライトを点けたままおそるおそるドアを開ける。
とりあえずフロント部分には何も無い。
続いて車体下をのぞくがこちらも何も無し。
ホッとして周囲を見渡すと道路わきの側溝からカサカサとなにか動く音がするのでそちらを見ると側溝の中を動物が走り去って行くのが見えた。
私「ひいてなかった~」
ホッとして車内に戻り再び車を走らせる。
シルエット的にタヌキであったと思う。
夜間の運転は予想外の危険が待ち受けていることを思い知ったというお話。


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