査定予約のすっぽかしについて②

査定車両:ホンダ ゼスト(査定してない)

2015年春

数日前にインターネットの一括査定サイトからお申し込みの依頼主。

電話で話した際、会話が途切れがちなどこか暗めの若い男性という印象を受けた。

予約は16時で出張先は会社から車で1時間半程の距離。

当日朝に予約変更等の確認連絡をするも電話に出ない。

実はこの1か月前に出張査定に行った先に依頼主おらず何も出来ずに帰ったことが有り非常に不安を感じつつ約束の時間に合わせて出発する。

到着してまずは玄関のチャイムを鳴らすと中年の女性が出てきてとりあえずホッとする。

私「お車の買取査定で伺いました。○○(依頼主の名前)様はいらっしゃいますか」

女性「息子は出掛けてますが・・・」

お母様とのこと。

すっぽかしが脳裏をよぎる。

依頼主へ電話をしても出ない。

だが車が有れば査定は出来ると思った私はお母様に質問。

私「息子さんのゼストは乗って出掛けちゃいましたか?」

と質問すると

お母様「え、息子の車は昨日買取の業者さんが持って行きましたよ。あなたは別の業者さん?」

私「あ~、売却済みなんですか。なにも知らされて無かったのでお約束通り査定に伺ったんですが・・・」

お母様「あらぁ~、ごめんなさいね~。あの子そういうところだらしなくって~」

もはやである。査定する車が無いのだ。本人と連絡が取れたところでどうしようもない。文句を言っても車は帰ってこない。

ガックリと肩を落とす私にお母様がお詫びの缶コーヒーをくれた。

おとなしく帰るしかない。

1か月の間に2度もすっぽかしを食らったのはこの年だけだった。

2度目は大ダメージ。泣きそうになった。

本人がいた場合私はどんな対応をしただろうか。むしろいなくて良かったのか。

帰りの車の中、缶コーヒーすすりつつ会えなかった依頼主を呪うのであった・・・

魚の目出来ろ

魚の目出来ろ

日本中の買取査定員がすっぽかしを食らわないことを切に願う。

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