中古車買取りトラブルの一例

査定車両:日産 スカイライン

2012年冬

買取業者の中にもまれにやばいヤツが存在するというお話。

ネットから一括査定で申し込みが有り出張査定のアポイントが取れたので約束の日のお昼前に依頼主宅へ。

査定の結果、高年式で何も問題の無い車両だったので買取条件を伝え多少の雑談の後帰社。

夕方、私の電話が鳴り相手は本日の査定依頼主。

依頼主「あなたの次に査定に来た○○社さん(超大手)なんですけど・・・」

私「はい、そちらに決まってしまいましたか?」※お断りの連絡かと思った

依頼主「いえ、帰んないんです」

私「はい!?」

依頼主「査定額はそちらより少し高かったんですけど今日決めないとダメって。」

私「今日決めるつもりはないんですか?」

依頼主「いや、見た目からしてなんか怖いんです。不良って感じではないんですけど・・・」

私「もう来てからけっこう経つんですか?」

依頼主「かれこれ3時間くらい話をしていて。ずっと玄関に居座ってドアも閉めれなくて困ってたんですけどとりあえず家族と相談しますって言ったら車で契約書用意して待ってますって。それから1時間は経つのにまだ帰らないし」

私「それはすごいですね、でもとりあえず家のカギ閉められたのであれば一安心ですね」

依頼主「でもずっといられるのは気持ち悪いんですよ。待ってるって言ってたし。どうしたら良いですか?」

私「可能なら相手の携帯電話に電話して消費者生活センターに相談しましたって言ってみて下さい、たぶん帰ると思いますよ」

依頼主「そうなんですか?やってみます」

約30分後に再度依頼主から着信

依頼主「あのあと電話して消費者生活センターの話しをたらなんかゴニョニョ言ってて。ですが今見たらいなくなってました」

以前、同業の先輩から万が一お客さんと揉めて消費者生活センターの名前を出されたらすぐに会社に報告をと聞かされており、我々のような買取業者にとってはめんどくさい(失礼)機関なのかと覚えていたので試してみたのだが、今回の業者にも話が通じたようである。

結局スカイラインは私のほうで買い取ることになったのだが、契約の前には後のトラブルの可能性について何度も確認され、不安を取り除くことに一苦労であった。なお依頼主は今回とても嫌な思いをしたので今後こういった一括査定は利用しないとも言っていた。

法の整備やメディアでの注意喚起もあり、このようなトラブルも年々減っていると思われる車の買取査定だが、もしこのような相手にに遭遇してしまった際も様々な対応策があるという事を心に留めて落ち着いて対処することが大切である。当ブログでも買取査定を行う側の私が体験した出来事や、車買取査定を利用する際のアドバイスを紹介して行くのでぜひ参考にしていただきたい。

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