消雪設備

査定車両:トヨタ ウイッシュ

2014年真冬

19時待ち合わせの出張査定。

待ち合わせ場所は地域の公共施設駐車場。

気温は相当低いが地面にはべしゃべしゃに溶けた雪が電灯に照らされている。これは降雪地帯によくある地下水をくみ上げて地面に流す消雪システムのせいであった。こういった雪は非常に重く簡単に運ぶことは出来ないため仕方なくそのまま査定を開始。

寒さに耐えながら外装のチェックを行っていると

「ピュ~」

突然四方の地面から水が噴き出したのである。

私「え、え?うわっ!」

パニックである。地面から発せられる水ビーム。子供の水鉄砲よりも弱い程度の水流が地上50センチほどの高さを飛んでくる。噴射口は無数にあるためそのうちの数本が無常に私のズボンを濡らして行く。

急に地面の消雪システムが作動した模様。

たまらず駐車場のすみへ避難しあたりを見渡すと駐車場全体に水が噴射されていた・・・

ズボンは相当水に濡れ下に履いていたあったかタイツにまで水分がしみてくる。

冷たい・・・

気温は相当に低いのだ。

ズボンの水分が急激に冷やされて行く。

肌にべったりと張り付いたズボンたちをパタパタと引きはがしつつどうしようかと思案していると突然水の噴出が止まる。

時間で出たり止まったりするシステムなのかはわからないがこの機会を逃すものかと査定を再開。その後素早く査定を完了させ依頼主に結果を伝える。

帰りの車内ではヒーターを足元に集中させていたが温風で蒸されたズボンがどうにも気持ち悪く、「も~~嫌だ・・・」とつぶやきながら帰ったお話。

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